電動アシストMTB「XM1」はスポーツタイプ市場の起爆剤となりうるか?

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電動アシスト自転車とMTBは相性がよい?

海外の電動自転車と比べて尖った特徴がなかなか出しにくい国産電動アシスト自転車ですが、最近ではママチャリ形態だけでなく、スポーツバイク形態のもののちらほら発売されだしました。

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今後の期待も大きいスポーツバイクタイプの電動アシスト自転車ですが、デザイン面でかなり頑張っているMTBタイプが登場しました。

その名も「XM1(エックスエムワン)」、発売したのは大手自転車メーカーのパナソニックです。

XM1

引用:パナソニック公式サイトプレスリリース

電動アシスト自転車のデザイン上、もっとも悩ましいバッテリーを上手くまとめています。もちろん見る人がみれば一目でバッテリーの存在に気付くと思いますが、ダウンチューブとうまく融合した秀逸なデザインであると言えます。

ロードバイクに比べて、フレームの設計自由度が比較的大きいMTBタイプのフレームのほうが、バッテリーの収まりがよいのでしょうね。細身のフレームが人気のロードバイクではバッテリーがどうしても目立ってしまいます。

もちろん容量を抑えれば、ロードバイクでもそれなりに体裁を整えることもできるのでしょうけど、走行距離の長さは電動アシスト自転車にとって、重要なベンチマーク指標ですので、メーカー側もなかなか冒険できません。

また走行面では国内の電動アシスト自転車の規定であるアシストできる最大速度24km/hの壁もロードバイクに比べて巡航速度が低いMTBには相性がよいと言えるでしょう。

この2点を考えれば、スポーツバイク形態の電動アシスト自転車はMTBから発展していき、バッテリーの小型化等の周辺技術や法整備が整ったところでロードバイクタイプが台頭してくるのかなと、勝手に想像しております。

電動アシストMTBは新市場の掘り起こしに繋がるか?

そもそも自分の足でペダルを回す自転車、実用車ならいざ知らず、とくにスポーツ自転車はその行為を楽しむ側面が強く、電動アシスト自転車とは相容れない要素が強いような気もします、いや正確には気もしていました。

しかしMTBタイプの電動アシスト自転車は「気軽にトレールライドを楽しむ」といった点にフォーカスすれば、強靭な心肺能力や脚力は必ずしも必要ではないと思います。

きっかけは気軽なトレールライドかもしれませんが、スポーツタイプの電動アシスト自転車というジャンルにくさびを打ち込むことができれば、ユーザーの「スポーツタイプでの電動アシスト機能の是非」に対する心情的なハードルはかなり下がるのではないでしょうか?

競技性の高いゲームをスポーツ化したジャンル、「e-スポーツ」が確立されたように、電動アシスト自転車に特化したスポーツも産まれるかもしれません。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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