皆さんご存知のロードバイク、本ブログをご覧頂いている皆さんも多少の嗜好の違いはあれど、ロードバイクを趣味として楽しんでいると思います。
一方、近年の若者のクルマばなれという問題を抱えつつも、男性の趣味として根強い人気のクルマいじり。
最近、新しいクルマに買い換えてから、以前はそれほどコダワリのなかったクルマのスタイリングに色々と考えることが多くなりました。
いまさらながらではありますが、この二つの趣味における「カッコいい」の方向性は結構似ていることに気付きました。
ロードバイクとクルマのホイールのかっこよさ
ロードバイクのホイールにおける「かっこよさ」とは?
あくまで見た目での話ではありますが、なっといってもディープリムでしょう。投影面積が増えた分、ロードバイクが非常に力強く見えます。
ではクルマのホイールにおける「かっこよさ」とは?
ずばり、大径ホイールになるのではないかと思います。一歩間違えばヤン車呼ばわりされかねませんが、レクサスやBMWの高級車等の一般的にかっこいいと認知されている多くのクルマは大きめのアルミホイールで足元かためています。
「ディープリムによる投影面積大」によるかっこよさと「大径アルミホイールによる投影面積大」は同じ志向の上で成り立っているかっこよさと言えるではないでしょうか?
振動吸収性などのコンフォート部分を削っている方向性も同じですね。
シートポスト長さとタイヤハウスの空間のかっこよさ
こちらは長さに関するかっこよさの関係です。
ロードバイクの長さ系のかっこよさの基準として、シートポストの突き出し量があります。一般にフレームから伸びたシートポストが長めのほうがスッキリとかっこよく見えるといわれております。一方でステムを取り付けるコラム長さはあまり長いとかっこ悪く見えるところもあり、セッティングが難しいところ。
ヤグラの小さいサドルを使って、視覚的にシートポストを長めに見せたりなどの工夫もされる方も多いかと思います。
もともと手足の長い欧米人のロードバイクのスタイルが基準となっているのかなと思っています。
これらの問題はホリゾンタルフレームでは目立ちますが、昨今の主流であるスローピングフレームではさほど問題ではありません。
続いてクルマにおけるカッコいい長さの基準として、「タイヤハウスとタイヤの隙間」があげられ、一般的には狭めのほうが、足元が引き締まってカッコいいとされています。
一部のやり過ぎのものは、また別の価値観でのかっこよさを追求した結果系だと思いますが・・・。
BMWやAudi等のスポーツモデルは、このあたりにも気を使っているのか、日本車に対して隙間が小さめになっていることが多いです。
もしかしたら欧州車への憧れがかっこよさに基準になっているのかもしれません。そう捉えた場合も欧州車がカッコよさのベンチマークであることは、ロードバイクもクルマも同様であるとも言えます。
意外と少ないロードバイクとクルマの両方を極める人
人間のかっこよさの絶対的定義はある程度決まっているものであるとすると、ロードバイクとクルマのかっこよさの基準が似ていることは、別に不思議なことではないのかもしれません。
しかしながら、クルマとロードバイクの両方に凝っている人って結構少ないような気がします。
「金銭的に両方に金をかけられるか!」という経済的な問題も間違いなくあるかと思いますが、ロードバイクとを主に楽しむ人にとっては、クルマの位置づけはあくまで道具なのかなとも思っています。
イベント会場で見かけるクルマもミニバンとかSUVとかが多いような気もします。これらのクルマのほうが、ロードバイクを運ぶという手段については、大径ホイール+車高の低いクルマよりも使い勝手に優れるのは間違いありません。
「かっこよさ」の方向性が似ているアイテムを組み合わせるのは意外と難しいのかもしれないですね。
以上、最後まで御読み頂きありがとうございました。