手組ホイールはワイドリム化の波に淘汰されるのか?

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完組ホイールは次々とワイドリム化が進行

クリンチャーホイールのワイドリム化が進んでおります。

23Cのタイヤを装着するよりも25Cのタイヤを装着したもののほうが転がり抵抗が低くなるというデータが実証され、完成車に標準タイヤのサイズも25Cが標準的になってきております。

興味深いデータに関しては以下の記事に詳細に記されておりますので、興味ある方はどうぞ

転がり抵抗を比較 23Cと25Cのタイヤは違うのか?

完組ホイールの定番であるシャマルもリム幅を従来の15mmから17mmに広げて25Cタイヤに最適化したワイドリムタイプ(型番後ろにC17)をリリースしています。

Campagnolo – Shamal (シャマル) Ultra C17 クリンチャーホイールセット

マビックもリム幅が大きくなることによる重量増加も加工技術の向上で相殺することでで同じくワイドリム化に対応しております。最近のマビックのホイールにはタイヤもセットで販売されておりますが、以下のR-SYS SLRに標準装備されるタイヤも25Cとなっております。

R-SYS SLR

このモデルチェンジのため、逆に旧モデルが大幅ディスカウントされたりしておりますますので、25Cタイヤに興味ない方にはチャンス到来という見方もできます。

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今後、全ての完組クリンチャーホイールはワイドリムに置き換えられるのかもしれません。

手組ホイールはこのトレンドに取り残されるのか?

それではロードバイクファンに根強い人気を誇る手組みホイールはどうなるのでしょうか?

管理人もおよそ20年ほど前に組んだオープンプロの手組みホイールを愛用しております。乗り心地も良く、良く走るので好んで手組みホイールをチョイスすることもあります。

ハブの手入れも自分でできますので、ショップにメンテナンスをお願いするのは振れ取りくらいなんですが、きちんと組まれたホイールはなかなか振れないようなので、基本的にメンテナンスフリーです。

このように調子もよく、全く壊れる気配はないので差し迫ったわけではありませんが、新しく手組ホイールを組むときはリム幅も気になるところ・・・・。

色々調べてみましたが、ワイドリム対応を謳ったリムはあまりなさそうな感じです。
少なくとも管理人の愛用するマビックのオープンプロに関しては旧モデルからの変化点はなさそうな感じ・・・。

手組ホイールは今後のワイドリム化のトレンドに取り残されてしまうのでしょうか?

「ホイールといえば完組!」という時代の流れによって、リム単体販売がビジネスとしての旨みが無くなった結果なのかもしれませんね。

そのうち手組ホイールそのものも絶滅してしまうのではないかと危惧します。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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コメント

  1. t.haga より:

    タイヤ変形の形状から23Cよりも25Cの方が転がり抵抗が少ない、というのは物理上当然のことで真実ですが「同一空気圧なら」ということがよく省かれているので注意。
    で、実はエアヴォリュームが増えれば最適空気圧は下がる、というのも物理上の必然。
    つまり25Cよりも23Cの方が空気圧は高くなるのが必然で、まあその上で25C程度の増幅なら空気圧の低下とトレードオフでも転がりはやや良くなる、ということかもしれませんが
    重量の増加も勘案すれば(ワイドリム化とワイドタイヤ化の双方で4〜50gの重量増、しかも回転最外周部なので影響は大きい)、25Cは確かに平地巡航は良い気がしますけど、公道走ってる分には信号でのストップ&ゴーもあればアップダウンもあるので、有利とは言い難いと思います。
    信号で止まったりすることのないレースでの平坦ステージなら有利でしょうが、加速や登坂では逆に不利ではないでしょうか。
    理論的によく考えればナローリムという選択肢がなくなることは間違いだと思っています。
    商業的側面の大きい流行でしょうね。

    • アラフォーサイクリスト より:

      t.hagaさん
      コメントありがとうございます。
      確かに設定空気圧、重量増分、実走環境の3要因によっては実効果は微妙かもしれないですね。
      趣味で楽しむ分にはプラシーボ効果と言えど機材変更は醍醐味でもありますので、
      商業側面の流行と言えど、タイヤ幅もユーザーの選択肢として認知されれば良いかなとも思っております。

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