風速、湿度で体感温度は変わる
冬の自転車は非常に寒いです。これって単純に気温だけではないんですよね。
今回は実際に屋外で自転車に乗ったときの体感温度について考えてみました。
みなさんも夏、冬に自転車に乗った際になんとなく感じたことがあると思いますが、体感温度は以下の3パラメータで決定されます。
気温t(℃)
湿度h(%)
風速v(m/s)
では実際に自転車をこいでいるときの体感温度ってどんな数字になるのでしょうか?
体感温度は計算できる
以下のサイトで上記3パラメータを入力すれば計算が可能です。
式は非常に複雑です。管理人も一応理数系の端くれですが、残念ながら能力不足で詳しい解説をできませんので、あしからず。
では上記サイトに入力するパラメータを準備しましょう。
気温t:環境に依存(ネットの天候情報等からデータ取得)
湿度h:環境に依存(同上)
風速v:自転車の速度に依存(自転車の速度より換算します)
気温t及び湿度hはネット調査以外にサイクルコンピュータ等で計測できる場合はその数値でもOKです。
風速vについては実際に走行中の速度を仮定して算出する必要があります。
換算式は以下になります。
換算式:風速(m/s)=時速(km/h)÷3.6
単純に速度の単位を(km/時間)から(m/秒に)換算しただけの算数です。
例えば速度30km/hで走行していれば、風速は約8.3m/sとなります。
では実際に数字をいれて体感速度を算出してみましょう。
気温:5℃
湿度:60%
風速:8.3m/s
体感温度はなんとー8.5℃です。
数字で見ると結構寒いですね。
実際には体を動かすことで、ある程度発熱しているから、なんとか我慢できるのでしょうね。
冬におすすめの練習コースはこうなる
以上のことから、冬の屋外練習でおすすめのコースは停車中の体感温度も含めると以下の要件を満たすコースがおすすめです。上記では走行中のみを前提として、実際の風速の影響は考慮していませんが、停まったとき寒いのみ困りものですので、風速環境も考慮しました。
1.日差しの恩恵を受けられる。
2.より低い速度域で運動強度が得られる。
3.できれば風が直接あたりにくい環境
上記を鑑みて、管理人が考える冬の練習コースは「木々による適度な風除け効果がある里山を日が昇ってから走る」のがベストではないかと思います。
アップダウンがそれなりにあれば短い時間でも充実感が得られますし、日が昇るまで出発を遅らせた分の時間を取り戻せるのではないでしょうか?
以上、冬の寒さの質について考察しました。
最後までお読み頂きありがとうございました。