クロモリのロードバイク、イタリア御三家と国産フレームを比較

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伝統のイタリア御三家と国産フレームはどうちがう?

素材でクロモリを選択するライダーは走行性能よりも官能的な走りを求めている方だと思います。クロモリだけでなくチタンも選択肢に入れて検討される方が多いのではないでしょうか?

味のある素材のクロモリとチタンですが、フレーム素材としての歴史が長い分クロモリフレームのほうが、クラシカルなモデルが多いのは事実です。

日本でも定番人気モデルは、やはり欧州モデルで以下の御三家になるのではないでしょうか?

①コルナゴ マスターエックスライト
②デローザ ネオプリマート
③チネリ スーパーコルサ

これらのモデルは結構高値で売買されており、ブランドのクロモリロードバイクは高級車とイメージを作り上げております。

国内市場に目を向けると、日本のクロモリモデルではブリジストンやパナソニックも一部販売継続をしております。基本設計は発売当初からあまり変わっていない点は欧州御三家と変わりありません。ブリジストンアンカーのネオコットは見た目で分るフレーム形状や技術的なバックグラウンドが魅力であり、パナソニックは当時のレースでの実績や細かいオーダー対応が魅力であると言えます。

一方で同じく老舗の国内自転車メーカーであるMIYATAはクロモリフレーム研究に余念がないらしく、量産フレームで世界最軽量なるモデルを展開しております。

伝統ではなく性能に振った差別化戦略のようですが、クロモリを求めるおじさん連中とは違ったターゲットを狙っているのかもしれませんね。

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伝統のイタリア御三家のそれぞれのイメージ

日本でも大人気の伝統的なクロモリフレームである以下の3モデルですが、微妙にイメージは異なっているようです。

①コルナゴ マスターエックスライト
②デローザ ネオプリマート
③チネリ スーパーコルサ

上記の3モデルの特徴を順に解説していきます。

マスターエックスライトの特徴

マスターエックスライトは1983年に登場、それ以来大きく形を変えることなく現在のモデルに至っているといわれております。結構なお年を召されたフレーム設計ですね。

細身にラグドフレームは御三家共通の魅力ですが、マスターエックスライトの魅力は手の込んだカラーリングとジルコデザインといわれる潰しの入った独特の形状のチューブです。このチューブのデザインはC40等のカーボンフレームにも息づいており、コルナゴの伝統の意匠となっております。

フロントフォークもストレート形状と他の2モデルがベンドフォークに対して差別化がされた点でもあります。こちらは走行性能の味付けと遠目で見たときの外観上の特徴ですね。管理人はこのストレートフォークが結構気に入っているポイントでもあります。

マスターエックスライト

引用:コルナゴ製品紹介ページ

カーボンバック全盛時には一瞬だけカーボンバックモデルもラインナップされていたようですが、あっという間に見なくなりました。確かインターマックスが取り扱っていた時代だったと記憶していますが、もしかしたら日本限定モデルであったのかもしれません。モデルライフが短いことでカーボンバックモデルが愛おしくも思えますが、コルナゴにとっては黒歴史に間違いないでしょう。

マスターエックスライトを選ぶ方の殆どは、その走行性能もさることながら、美しいカラーリングとジルコチューブの織り成すフォルムの美しさに魅力を感じるのだと思います。

デローザネオプリマート

デローザのネオプリマートは昨今のオシャレなデローザのイメージとは異なり、まさに質実剛健なイメージを地で行っている印象です。

マスターエックスライトのような手の込んだ塗装ではありませんが、シンプルで飽きのこないデザインが特徴ですね。

ネオプリマート

引用:デローザ製品紹介ページ

少なくとも日本国内の生息数ではマスターエックスライトよりも少なそうな感じです。またどちらかというと結構体力のある方が好んでい乗っている印象があります。

チネリスーパーコルサ

三台のなかで最も古めかしい印象のあるクロモリフレームです。国内での生息数は3台中でももっとも少ないと思います。古めかしい≒トラディショナルというイメージのためか、割とご高齢の方がゆったり乗っている印象があります。

スーパーコルサ

引用:チネリ製品紹介ページ

カラーリング等はネオプリマートと同様にシンプルにまとめたデザインが特徴です。

カーボンパーツを取り付けたときのギャップが一番大きいものスーパーコルサですね。

日本製のクロモリフレームの魅力は?

上記イタリア御三家と違って技術面を前面に出しているのが日本のクロモリフレームの特徴です。伝統がない分は当たり前ですが、とがった部分を性能に割り当てる戦略ですね。

ネオコットで有名なアンカーのクロモリフレームも当時は最先端の加工技術を駆使したクロモリのポテンシャルを最大限に活かした新生代のクロモリフレームとして誕生しました。

チューブをラッパ状に加工しラグの役目を担わせることで高い剛性と軽量化を果たしております。その副産物としてられる流麗なフィルムが誰が見てもネオコットとわかる美しさを誇っており、根強い人気を誇っております。

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同じくパナソニックも長くクロモリフレームをラインナップに取り揃えておりますが、基本的には大幅な変更は無く、昔ながらの味を求めるユーザーにフルオーダーのフレームを安価で提供することで人気を博しております。

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国内におけるクロモリフレームの技術開発がストップしているかというとそうでもないようです。国内大手のミヤタはクロモリフレームの弱点である重量に着眼し、軽量化技術に余念がありません。

最新モデルである「Elevation EXR」では専用に開発されたチューブで高い剛性を維持しつつ、超軽量はフレームを実現しております。

日本製のフレームの魅力は御三家に対する技術面でにアドバンテージとフルオーダー等のユーザーに対する優しさに尽きると思います。

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伝統と加工技術のどちらを優先するかが悩みどころ

クロモリフレームの場合は日本製フレームの持つ技術面のアドバンテージをどう判断するかが難しいところ。

古きよき時代の乗り味を大切にするのがクロモリフレームの魅力であるとするならば、走行性能を追求したクロモリフレームの技術開発は背反の行為とも考えられますし、現時点の技術ではどれだけ頑張ってもカーボンフレームを凌駕する走行性能をクロモリで実現することは困難でしょう。

「クロモリである」ことに価値を見出すか、「クロモリでありながら飽くなき性能追求」に価値を見出すのか、永遠のテーマかもしれません。

一方で趣味として楽しむロードバイクにとっては絶対性能よりも見た目の美しさやブランド等も非常に重要な要素です。今後技術開発が進んだクロモリがどういったブランディングがなされるのかが非常に楽しみでもあります。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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