ついに自転車のオーダーメイドに話題の3Dプリンタが活用されるようになりました。
それもただの自転車のフレームではありません。各種のセンサーデバイスを内蔵した先進のロードバイクフレームです。
IoTネイティブなフレームCerevoの「ORBITREC」
驚異の情報収集能力
フレームのダウンチューブに9軸センサー(加速度、角速度、地磁気)のほか、温度、湿度、気圧、照度、GPSのデータを取得可能。モジュールは、Bluetooth 4.1とANT+に対応しており、関連デバイスでの通信が可能です。
上記センサと通信デバイスによって、転倒や集団からちぎれた場合にメンバーにSMS等で連絡するなどの活用が可能。照度センサーの情報にてライト自動点灯などの活用など、可能性はどんどん広がります。
走行中の自転車の傾きや速度などのデータから自身のライディングスタイルのフィードバックもできるとのこと、カーブでどれくらい寝かせているかなどの情報がとれれば、コーナリング技術の向上にもつなげることができそうですね。
既存のフレーム用の後付けモジュール「RIDE-1」もリリース
別体で既存のフレームに装着できるセンサーデバイス「RIDE-1」も発売するとのこと。こちらも同じく上記通信デバイスの活用が可能です。
センサーモジュールの駆動時間はORBITREC/RIDE-1とも15時間程度と一回のライドには十分な時間ですね。対応OSは現時点ではiOS 8.3以上、アンドロイド端末への対応に期待です。
フレームはカーボンとチタニウム製ジョイントのハイブリッド
冒頭で説明したように、今回紹介するフレーム「ORBITREC」はオーダーメイド対応のロードバイクフレームです。フレームはカーボンファイバーチューブを3Dプリンター技術を用いたチタニウム製ジョイントで接合したものです。
3Dプリンターでも実用的な強度を持った製品を量産できる技術を確立したことにより、実現しました。
デザインは柳澤郷司さんによるもので、かなりかっこいいです
最短納期は一か月以内とオーダーフレームとしてはかなり短め、話題になって注文が殺到したら、平気で一年待ちとかになりそうですね。
お手ごろ価格の「RIDE-1」が狙い目か?
価格はフレーム販売の「ORBITREC」で7000ドル以下、センサモジュール単体販売の「RIDE-1」が300ドル以下とのこと。
フレームはちょっとお高い感じですけど、「RIDE-1」は、結構お値打ちな感じがしますね。
発売は2016年春の予定、いまから楽しみです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
参考:https://info-blog.cerevo.com/2016/01/05/1722/