メカニカルドーピング、サーモグラフィーで検出!

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フレーム内の隠しモーターが丸見え!

モーターが発する熱をサーモグラフィーで検知

これまで何度か取り上げてきたメカニカルドーピング技術、シクロクロスで隠しモーター疑惑が発見され、疑惑の選手は引退に追い込まれるという結末。UCIとしても由々しき事態と捕らえておりました。

Vivax Assist 隠しモーターによるメカニカルドーピング

そんな中、ついにUCIが検出する方法を見つけ出した模様。これは自転車の熱分布を計測することでフレーム内に隠されたモーターの発する熱を検出する方法です。

なかなか合理的な手法だと思います。実際のレースで使用されたバイクではなく、再現試験の結果みたいですが、以下の写真のようにモーターが埋設されたシートチューブ部分が他部位よりも熱を持っていることが分ります。

メカニカルドーピング

出典:http://www.cyclingnews.com

実際にモーターを仕込んでいる位置を下の構造写真から類推するとばっちり見えてます。

隠しモーター

抜き打ち検査や車検では発見しづらい不正もこれでごまかしがきかなくなりそうですね。
これからレース会場では変わったカメラを担いだオフィシャルを見かけることになるのでしょうね。

これらアシスト技術の普及にも期待したい

しかし、これらの技術がどれくらい蔓延しているのかはわかりませんが、組織的に行われるようなものであれば、これらの技術を破る手段も検討されるのでしょうか?

発熱を抑える技術やシールド技術とか・・・・、興味はつきないですね。

また今回は隠しモーターを見破る技術ですが、他にも色んな技術があるかもしれません。
スポーツ競技としては不正は許される行為ではありませんが、自転車を快適にする技術という観点では有効な技術になりえるはずです。

今後これらの技術が色んな形に昇華され、我々の手元まで普及すれば嬉しいですね。

メカニカルドーピングは技術革新の必要悪か?

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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