ロードバイクのパンクは避けられないトラブル
ロードバイクを含む自転車に乗ると絶対に避けられないトラブルがタイヤのパンクです。
走行前のタイヤの空気圧管理をきっちり行うなどの日ごろのメンテナンスをきっちり行うことが大前提ですが、パンクが絶対に起きない状態にすることは不可能です。
趣味でロードバイクを楽しみ皆さんは、当然これらのリスクに備えて予備チューブやインフレーター、携帯工具等を携行して、屋外練習に励んでいることと思います。
万が一をあれこれ考えるとキリが無いわけなんですが、今回ご提案するグッズは非常に小さく安価ですが、万が一に備えて大きな安心感を得られるアイテムです。
仏式→米式変換バルブアダプター携行のすすめ
今回想定している万が一の状況は以下です。
出先でインフレーターが故障、CO2ボンベが枯渇
あくまで万が一の話ですが、折角チューブやパッチがあっても、空気を入れる手段が無ければお手上げに状態です。
しかもロードバイクに乗る皆さんは、かなり特殊な場合を除いてフレンチ(仏式)バルブのチューブを使用しているのではないでしょうか?
通学用自転車で使用しているバルブはほとんどが英式ですので、一般家庭の空気入れでは対応できません。しかもロードバイクは結構高圧まで空気を入れる必要がありますので、5気圧程度までしか対応できない、いわゆるママチャリ用の空気入れではスペック的にも対応不可です。
そこで提案したいのは、ガソリンスタンドにある自動車用空気入れの活用です。車に乗る方はご存知かもしれませんが、大概のガソリンスタンドには車のタイヤ用の空気入れが設置してあります。当然、あの大きな車のタイヤに対応しているものですのでパワーは十分です。
ならガソリンスタンドに駆け込めば、空気入れ問題は解決なのかいえば、そうは行きません。車のバルブは米式といわれる形式でロードバイクで使用される仏式とは形式が異なります。
そこで、仏式→米式変換バルブの登場です。
これを自転車のバルブにセットすると、バルブが米式形状になりますので、ガソリンスタンドのインフレーターを使用することができるようになるのです。
駆け込み寺としてのガソリンスタンドの優位性検証
万が一の駆け込み寺としてガソリンスタンドと自転車屋さんの数はどれくらい違うかを調べてみました。
いずれも2014年度の全国の店舗数の比較です。
ガソリンスタンド:約33000店
自転車販売店:約17000店
全国のガソリンスタンドの数は車の低燃費化やガソリン自体の値下がりの影響もあり、年々減少傾向ではありますが、それでも約33000店舗(2014年度統計)。
同じく全国の自転車販売店の数も店主の高齢化や後継者難、技術者不足もあり、年々減少傾向にあり、約17000店舗(2014年度統計)。
単純な数量比較ではガソリンスタンドが約2倍ですが、上記自転車販売店は、いわゆる町の自転車屋さんも含めており、仏式の空気入れに対応できる自転車屋さんになると、さらに店舗数が減少すると考えられるため、店舗数のインパクトは2倍以上だと予想されます。
まとめ:お守り代わりにサドルバッグに忍ばせて!
バルブアダプターそのものは非常に小型です。いざというときのためにサドルバックの隙間に忍ばせておくことをおすすめします。
あくまで万が一の備えですが、ガソリンスタンドを駆け込み寺として利用できるという大きな安心感を数百円で得られるわけです。
まさに「備えあれば憂い無し!!」、是非とも導入をご検討ください。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。