オーダーシステム、「カスタムラボ」ってどうなの?
米国マスプロメーカーの雄であるキャノンデール(Cannondale)が「カスタムラボ」なるオーダーシステムを始めました。これまでは完成車ないしはフレームセットしかなかった訳ですが、サイクリストの所有欲となりオンリーワン感を醸成するための試みと思われます。
写真引用:シクロワイヤード紹介記事
オーダーできる内容は以下となっております。
対応車種:キャノンデール Super Six EVO Hi-mod
選択可能項目:カラー(13色)、ロゴカラー(4色)グラフィック(2パターン)、ホイール、ハンドル、ステム、シートポスト、サドル
選択可能ブランド:
コンポーネント:シマノ 4モデル
ホイール:エンヴィ、マヴィック 5モデル
ハンドル:エンヴィ、FSA、キャノンデール 3モデル
ステム:エンヴィ、FSA、キャノンデール 3モデル
シートポスト:エンヴィ、FSA、キャノンデール 4モデル
サドル:フィジーク、ファブリック 10モデル引用:シクロワイヤード紹介記事
フレームのカラーリングについては、こちらはまずグラフィックパターンを選択し、そのパターンに応じて、のベースカラーや第二カラーを選択します。またフレームに欠かせないブランドロゴのカラー等を選択する仕組みです。グラフィックパターンによって選択できる項目も変わってきます。
当たり前ですが、フレームのカラーリングが選べないとフレームセットからパーツを組み合わせる組み方に対して、なんらアドバンテージはありませんからね・・・。よってカスタムオーダー時に最も悩むところだと思います。
組み合わせるパーツについては、トレックのプロジェクトワンがボントレガーブランドが中心であるにに対して、有名どころのブランドが準備されています。フレームセットから組む場合の自由度に比べれば、劣ると言えば劣りますが、選択肢としては十分すぎて実用上の問題はないのではないかと思います。
カスタムラボのメリットとデメリット
カスタムラボのメリットはその価格と納期だと思います。
同スペックの完成車と比較すると6万円の価格アップになるそうですが、お好みのカラーリングのフレームが手に入ると考えると比較的安上がりですね。
納期面では発注を基点に最長で30日とのことですので、結構短いです。取り寄せフレームで何ヶ月というスパンも珍しくないロードバイク界では、かなり短い納期ですね。
ちょっと面白いオプションとして、+6000円で、配送時の梱包をプレミアム感のあるプラダン製のハードケースに変更することができます。キャノンデールのロゴも入っており、結構かっこいいです。バイクの収納もしやすく、耐久性にも優れているため、購入後も飛行機輪行時をはじめ、さまざまなシチュエーションで役立つ実用的なオプションとのこと。
写真引用:シクロワイヤード紹介記事
デメリットを上げるとすると、カスタムラボ対象のモデルが1種類に限定されていることでしょうか?
逆にいろいろあり過ぎると悩ましくなるので、スパッとオーダーするときにはこれくらいの制約があってもいいのかもしれませんが・・・
ちなみに今回ご紹介したカスタムラボは先行して日本で開始されるサービスとのこと。日本人ってカスタムオーダーが好きなんですかね?ちょっと意外な感じ。
今は無きブランドである「クライン(KLEIN)」なんかも、晩年は日本市場向けのみであったとの聞きます。日本市場の他の市場と違って所有欲に重きを置く傾向が強いのかもしれませんね。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。