会社に近くのスポーツ自転車店がいつのまにやらつぶれていました。
開店から2、3年ほどしか営業していないような気がします。
管理人も通勤帰りに一度だけ立ち寄ったことがあるのですが、店内はすっきりした洒落た雰囲気で展示の自転車や製品もゆったりと並べられていました。
品揃え的には有名メーカーのアパレルに重点を置いたような感じです。
一見、オシャレな店なんですが、なにが足りなかったのでしょうか?
生き残る小売店と上記のように短命で終わる小売店は一体なにが違うのか?
つぶれたスポーツバイク店に足りなかったモノとは?
一体なにが足りなかったのか?
つぶれちゃったスポーツバイク店の特徴を挙げてみます。
①ゆったりすっきりの小ぎれいな店
②アパレル関連中心の品揃え
③メーカーが集うモノづくり城下町に立地
④駐車場、バイクラック等は完備
大型ショップのサテライト店だったのですが、初めての方にも抵抗なく入れるような小ぎれいな店でした。小さめの店舗規模にアパレル中心のゆったりした商品配置は、逆にマニアックなパーツや情報を欲するような人には物足りないかもしれません。
立地面でいうとクルマ産業の街というお土地柄、相対的にメカが好きそうな男性が中心にような気もしますので、オシャレな雰囲気はアンマッチとのいえるでしょう。
駐車場やバイクラック完備は当然のことですが、わりと街中に立地していることから、このあたりは一長一短、自宅からのアクセスは容易だけど、仲間とショップに集合場所しても走りに行くコースのセレクトは難しそう。ツーリング後の憩いの場としての期待はできません。
結論としては、スポーツバイクに親しむ取っ掛かりにはなりうるが、その後お客さんを繋とめるソフト面での魅力が無かったのかもしれません。
長く親しまれるスポーツバイク店ここが違う?
超大型店舗は別として長く親しまれるスポーツバイク店ってどんな感じなんでしょうか?
①所狭しとパーツやバイクが並べてある。
②技術力もあり多少の無理も聞いてくれる。
③練習帰りに寄ったお客が集える場所を準備してある。
管理人の主観も入っているのかもしれませんが、スポーツ自転車はあくまでメカ、しかも同じメカものの自動車よりも、さらに自由度が高いアセンブルが出来る乗り物だと思います。
やはり王道からちょっとはずしたものまで、色んなものが見れるショップはお客さんを飽きさせずに継続して購入してもらえるのではないでしょうか?
ちょっと変わったパーツでもなんとか工夫してつけてくれるような高い技術とおおらかさも小型店舗の魅力ではないでしょうか?
気に入ったものがあれば、即取り付けしてくれるならば、「今すぐ試してみたい」というセッカチな我々ローディーもネットショップに逃げたりしません。
この点は自動車に例えるとお堅いディーラーと小規模の整備工場的なショップの違いをイメージいただければと思います。
またバイカーの憩いの場としての機能も大切、なんといっても、お店にとって、立ち寄ってもらうことが商売の上では重要なこと!
願わくば憩いの場はちょっと隔離されたスペースのほうがいいでしょう。身内で盛り上がってばかりいるような店は新規のお客さんが入って来にくいですから。このあたりは店側に気配りをしてもらいたいものです。
凄く抽象的な表現になってしまいますが、人気のある小売店はすべからく、足を踏み入れた途端にワクワク感が包まれるような感じがします。ドンキホーテのような感じともいいますか・・・。
ゆったりすっきりで勝負できるのはコンセプトストアのようなブランド力のある店だけなのかもしれませんね。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。