西園選手が二度目の引退、その引き際とロードレーサーの待遇

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東大出身のロードレーサー西園良太選手が二度目の引退を表明しました。惜しまれながらの2度目に引退劇、ロードバイク業界にとっては、なかなかのインパクトですね。

この西園選手、選手としての実力もさることながら、色々を話題を提供してくれるライダーですね。

ロードバイク界きっての高学歴

ご存知通りの高学歴、「東大出身でプロスポーツ選手」とまさに文武両道を絵に描いたような人物です。東大出身なんだし企業からも引く手あまたと思いきや、順風満帆なサラリーマン生活には目もくれず、プロスポーツ界に実を投じる勇気。

勇気

さらには実績もしっかり残しているわけですから、凄いですね。

高校時代の彼を見たことがありますが、その頃から凄まじいヒルクライム能力を持っていましたので、「持って産まれた身体的能力」と「それを伸ばし続ける努力の才能」の両方を兼ね差なえていたんでしょうね。

高学歴と言えば、ホビーレーサー界の雄である森本誠さんも東大卒です。

ヒルクライムには明晰な頭脳と工学的なトレーニングが欠かせないのでしょうかね?

30歳で早くも2度目の引退

選手として第一線で活躍しながらも、あっさりと引退宣言。

しかも、30歳という若さで早くも二度目の引退、その年齢もさることながら、珍しいのは2度目の引退であること。

引退

プロレスラーなんかは何度も引退劇を繰り返します。大仁田厚などは「何回引退したっけ?」って感じがするくらい。プロレスはショー的なパフォーマンスもありますので、活躍できる年齢層は幅広いので引退~復帰と繰り返してもなんとかなるのでしょうけど、高度な身体能力が要求されるロードバイクなんかでは結構珍しいケースだと思います。

さて西園選手ですが、「引退後は家族との時間を大切にしたい」とのこと。まるで、プロ野球の助っ人外人選手のようなコメントです。

練習環境を求めて鹿児島を拠点に活動していたようですが、家族は東京に残していたとのことなので、家族との共に暮らすことが、今すべきこととの判断なんでしょうね。

まだまだ選手としてやっていけるのに非常に潔い引き際と言えますね。

しかし家族全員で鹿児島に移住するなどの選択肢は無かったのかなとも思います。

東大卒平均年収とプロロードレーサーの年収について

プレジデントによると東大出身者の平均年収は631万円とのこと。

もちろん新入社員のときの貰える給料はここまでは届かないとしても、東大出身者の年収が相対的に高いことは間違いありません。

一方プロロードレーサーの年収はさほど高くないといわれております。

ネットなんかで見る情報では決して高年収とはいえません。あの新城選手ですら1000万円だとか・・・。

真偽のほどは定かではありませんが、同じ自転車に跨る競輪選手なんかと比べると雲泥の差とも聞きますので、当たらずとも遠からずなんでしょうね。

同じプロスポーツ選手でありながら、スポーツの種類によってどえらいヒエラルギーがあるわけで、サラリーマンの企業間格差なんかとは比べ物になりません。

こういった背景も西園選手がプロロードレーサーを続ける上での障害だったかもしれませんね。

でも管理人は期待しています。

「2度あることは3度ある」、また元気にロードバイク業界に戻ってきてくれることを。

とりあえずお疲れ様でした。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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