ロードバイクに乗る限りパンクは絶対に避けられない運命
ロードバイク、いや自転車に乗る限りパンクに対して絶対はありません。どんなに気を使って走っても誰しもがパンクという災難に見舞われる危険があるのです。
しかし適切なメンテナンスに昨今のパンク対策が施されたグッズを組み合わせれば、出先でのトラブルに見舞われる確率をぐっと下げることは可能です。
今回は市場に出回っているパンク対策グッズについて紹介します。
走行前のメンテナンスでパンクを防止!
そもそもの大前提なのですが、走行前のメンテナンス次第でパンク危険率は大幅に変動します。特に皆さんが日ごろから使用されることが多いクリンチャータイプ(WOタイプ)はある程度の空気圧に保っておかなければ、出先のちょっとした段差でリム打ちパンクをしてしまいます。このリム打ちパンクはパンク痕がヘビは噛んだような穴が空くことからスネークバイトとも言いますね。
話がそれてしまいましたが、「一週間前に空気圧を調整したから大丈夫!」という訳ではなく、出発前にきちんと空気圧を確認するようにしましょう。チューブレスなんかは内部にチューブを持たないので、そもそもリム打ちパンクというものがないのがメリットと言われております。しかし万が一パンクした際のケアはクリンチャーよりも大変だと思います。
もう一点、忘れがちなのがリムフラップの状態です。最近ではリム内部に穴がないのでリムフラップが必要ないので関係ありませんが、手組みホイールなどを愛用している方は注意です。リムフラップは内部で膨らんだチューブがリム穴に当たって傷つかないように守るのが役目なんですが、ずっとチューブに押されっぱなしの状態が続いた結果、リム穴に当たっている部分に亀裂が入ることがあります。
この亀裂があると、どんなに新品のチューブを入れてもすぐさまパンクに見舞われます。私の先輩はこのリムフラップの傷で10kmほど走る間に4回パンクしておりました。
タイヤ交換やチューブ交換をするタイミングを利用して点検したいところです。また家には予備チューブだけでなく、一組のリムフラップを備蓄していくことをおすすめします。
耐パンク性向上タイヤを使用する
タイヤそのものの材質を工夫して耐パンク性向上を謳い製品が各社からリリースされております。管理人も大好きなミシュランのクリンチャータイヤで最も高い耐パンク性を誇る製品が以下のパワーエンデュランスです。エンデュランスの名が示す通り、ロングライドでもトラブルが起こらないことが期待できます。
売りは新しく強化されたAramid Protek Plusなる材料を採用したことによる20%の耐パンク性向上です。こんなこと言ってはなんですが、どういう計算から20%向上が導き出されるのでしょうね?
海外通販を利用すると圧倒的に安く購入することができます。例えばWiggleで購入する場合は8000円で送料が無料になりますのでタイヤ一組、届かなければチューブ追加をすれば送料無料で購入可能です。
Wiggle価格:Michelin – Power Endurance フォールディングロードタイヤ (700x23c)
パンクした場合の被害を最小にする
お次は万が一パンクしてしまった場合のリスクヘッジのアイテムについてご紹介します。
皆さんもご存知のシーラント剤、パンクした穴をシーラント剤で封止するという手段です。クリンチャー派よりも、チューブレス派にとってメジャーな手段かもしれないですね。
こちらはタイヤの中に充填したシーラント剤はずっと使える訳ではなく、かぴかぴに乾いてしまうとパンク時に穴を塞いでくれません。乾いていないかを定期的に確認することが必要かと思いますが、なかなか難しいですね。クリンチャーであればチューブごと定期的に交換するなどをすれば、カピカピ危険率は下がりそうです。
上記はパンクした際の後処理の話ですが、走行中にいきなりパンクした際の無事に停車できるかも重要な課題です。特にクリンチャーはパンク時の空気抜けが早いのでグリップ悪化による落車が危惧されます。
そんなクリンチャーチューブの問題を解決しようと思ったのか、異物が刺さったときの空気漏れのしにくさをPRしているチューブが出てきました。
インパクトのある写真は以下、こんなに釘が刺さることなんて無いと思いますが、しっかり空気は入っているという、大変興味深い写真です。
ドッペルギャンガーは結構ユニークな製品をリリースしているのですが、チューブもユニークです。上記のミシュランのタイヤと組み合わせると効果的かもしれません。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。