シートバッグは見栄よりも実用性重視のアイテム
巨大なサドルバッグのような「シートバッグ」なるものは人気らしい。管理人の周辺には巨大なエビフライのようになるシートバッグを装着している人は見たことがないが、バイクラでも特集が組まれていたところを見ると間違いないのでしょう。
サドルバッグの場合、大きめのサイズを選んでも容量が1.0L程度。チューブだの工具だのタイヤレバーだの収納すると、そんなに余裕はありません。しかも大き目のサドルバッグがロードバイクの機能美を損なうので出来ればぎりぎりのサイズを選びたいところ。
そんなロードバイカーの心情を察してか、極端に巨大なサドルバッグは市場に登場しませんでした。
しかし、今回紹介するシートバッグは開き直ってしまって、すごい見た目です。見栄よりも実用性を重んじる声が大きくなった結果でしょうか?
例えば下の「Blackburn OUTPOST SEAT PACK & DRYBAG」
そびえ方がなんだか凄いです。収納がヘタだとダンシング中にブンブンと振り回されそうな感じです。
ところでシートバッグを巨大なサドルバッグと例えましたが、正確にはサドルにマウントしないことからサドルバッグとは言わないようです。シートに固定するからシートバッグと呼ばれるようです。細かい話なんでどうでもいいかもしれませんが・・・。
お泊りに使うにしても用途は限定的
上記で紹介した「Blackburn OUTPOST SEAT PACK & DRYBAG」でも容量は11L程度。以下のサイクリング用のデイパックの容量が15Lですので、背中に背負えるデイパック式に比べると容量面でもビハインドは否めません。
では宿泊前提でどの程度まで使えるかと考えると、ご自分のお持ちのバッグの容量を照らし合わせればイメージはしやすいと思います。小さめのデイバッグでなんとかなる範囲がシートバッグの限界なんです。
自転車の場合は移動時の服装が特殊なので、宿泊先で過ごす衣類が別途準備が必要です。夏場であればTシャツと短パンはあればなんとかなりますので、夏に限定すれば十分に活用できると思います。実際に過去に管理人が夏に宿泊ツーリングを行った際もデイバッグ一つでなんとかなりましたので。
先に申し上げたとおり、衣服がかさばる冬場の旅行や連泊はちょっと厳しいかもしれません。どうしても活用したい場合はデイバッグとの併用を考えましょう。
シートバッグ選びの注意点とポイント
もう一つ注意すべき点はご自信のロードバイクに装着できるかどうかです。シートバッグですのでシートにマウントしますので、フレームとサドルの間にそれなりのクリアランスがないと取り付けなできないわけです。
シートポストをあまり出せないホリゾンタルフレームを愛用している人は特に注意が必要です。容量はそこそこのものを選ぶようにしましょう。
あとは見た目ですが、ロードバイクの機能美という観点からは、大きなマイナスポイントです。まぁシートバッグを常用することはないので、イベント時に特別に使用するものと割り切れば、なにも問題はないんですけどね。
シートバッグ選びのポイント
①やりたいことに対して必要な容量を備えているか?
どんな場面で活用したいかをよく考えてサイズを選びましょう!容量のイメージはお手持ちの似たような容量のバッグでシミュレーションしれば良いです。
②自分のロードバイクに装着可能か?
大型になればなるほど、シート~フレーム間のクリアランスの要求が大きくなります。ご自分のバイクでどれだけのクリアランスがあるのか良く確認してください。比較的スローピングがきつめのフレームにお乗りの方はあまり問題になりませんが、ホリゾンタルフレームの方は特に注意してください。
今回紹介したシートバッグはロードバイクに大容量の収納を求める人には非常に魅力的なアイテムです。よく考えてサイズを選んで有効に活用しましょう!
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。