ロードバイクでレースやサイクルイベントに参加しだすと、誰しもが検討するであろう「決戦用ホイール」を通じてホイール選びの楽しみ方を考えてみました。
決戦用ホイールとは
管理人の考える決戦用ホイールの理想型
そもそも決戦用ホイールとは練習用ホイールと対をなす言葉であり、特別なイベントのみ使用する、いわば勝負服みたいなもの。管理人の考えでは、練習用ホイールとの乖離が大きいほど決戦用ホイールとしても価値が高いと考えています。
管理人の考えうる決戦用ホイールは以下のようなものになります。
・カーボン製リム
・チューブラー
・リムハイトは比較的高め
軽くて高速巡回能力も高いホイールです。
決戦用ホイールとしてのアルミ製リムやクリンチャー、チューブレスの選択はないと思っております。これは決してアルミ製リムやクリンチャー、チューブレスを否定しているわけではありません。
ちなみに管理人の好きなホイールはと問われれば、アルミ製のクリンチャーホイールになります。この理由については後ほどお話します。
決戦用ホイールはなぜ必要なのか?
決戦用ホイールを別に準備する理由として、よく挙げられるのは以下の2点です。
①練習時は重いホイールで負荷を掛けて特訓し、本番は決戦用ホイールに履き替えることで負荷を減らす→速く走ることができる。
②決戦用ホイールはデリケートなので、練習等で磨耗させるわけにはいかない。
管理人個人としては②が正しい考えだと思っております。
①による体感は確かにありますが、軽快なホイールであればその分速度を上げて練習すればいい訳ですので、重いホイールのほうが練習効果がでるというのは、ちょっと違うかなと思います。
②に基づいて言うならば、非常にパフォーマンスが高く、繊細なホイールであればあるほど決戦用ホイールとしての個性が明確になるわけです。
滅多に使用しないので、走行距離あたりの単価は非常に高額になりますし、使用毎にチューブラータイヤの接着力の確認などメンテナンスの手間がかかります。数年たてば技術の進歩で所有している決戦用ホイールも陳腐化する恐れもあります。
もし、このコストやメンテナンスが重荷に感じるのであれば決戦用ホイールという考えが捨てたほうが良いかもしれません。
決戦用でなく用途に応じたホイール選択という楽しみ方
じつは管理人もこれまでのロードバイクライフの中でマビックのリフレックスの手組、完組ホイールのヘリウム、オープンプロの手組み、シマノの完組、ボントレガーのカーボンディープリム、フルクラムのチューブレス等の様々なホイール変遷をたどってきました。
決戦用ホイールとして準備したホイールもありましたが、滅多に使用しないのにメンテナンスが大変ということで、全て手放してきました。
管理人自身が勝ち負けになるほどの実力もないので、決戦用ホイールのありがたみを感じることができなかったのかもしれませんが、最終的には手軽に楽しめるホイール(アルミ製のクリンチャーリム)が一番という結論に達したわけです。
その代わりに突出したパフォーマンスはないですが、リム高別のホイールを準備して、走行コースに応じたホイール選択を楽しむようにしております。
今日は風も少ないし、平坦基調のコースなのでディープリムにしようとか、アップダウンのきついコースなので、リム高低めの軽量ホイールにしようなどと、自転車のセッティングにメリハリをつけて楽しむのです。
バイクの外観も変わりますし、乗り味の違いによって新鮮な気分にもなれます。ちょっと緩めに趣味としてのロードバイクを楽しむのであれば、突出したホイールを準備するのではなく、様々な味付けのホイールを複数本準備して楽しむのもおつなものと思います。
結論:ホイール選びはメリハリ
以上、くどくどと書かせていただきましたが、ホイール選ぶ際に迷いがあるのであれば、
以下の2点を意識していただきたいことは以下の2点です。
①決戦用ホイールを求めているのであれば、コストに眼をつぶってパフォーマンスを追及!
②勝ち負けでなく使い勝手を重視するのであればアルミ製クリンチャー(orチューブレス)で乗り味の違うホイールを集める。
最近ではカーボン製のクリンチャーホイールも随分とお安くなっております。アルミ製に比べてブレーキ絡みでやや神経質なところもありますが、実用性よりも趣味性からカーボン製を選ぶのも楽しい選択かとも思います。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。