活気づくパワーメーター市場、どのタイプを選ぶべき?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最近の投稿

最近よく耳にするパワーメータートレーニング、強くなりたい速くなりたいローディーにとっては非常に興味深い話に違いありません。

「パワーメータートレーニングと心拍トレーニングの違いとは?」、「パワーメーターでも色んな形態のものが売っているが、自分に合ったものはどれ?」といった疑問について順番に解説していきます。

パワーメータートレーニングのメリットは?

数年前から話題のパワーメーター活用によるトレーニング方法。パワーメーターの先駆けであるドイツのSRMのパワーメーターなんかは発売当時は数十万円と大変高額でした(今でも30万円くらいはするのかな?)。サイクルスポーツ等の自転車雑誌の広告にひっそりと掲載されており、一部の知る人ぞ知るトレーニング手段でした。

しかし、最近では10万円前後で導入できる製品も続々発売され、これまで主流であった心拍計トレーニングに取って代わる新たな指標として人気を集めております。

パワーメータートレーニングと心拍トレーニングの違い

では、これまで主流であった心拍トレーニングとパワーメータートレーニングの違いは一体なんであるのかを簡単に整理してみたいと思います。

パワーメータートレーニングのメリットがなにかというと以下の一言に尽きます。
パワーメーターの最大のメリット:自分の実力が客観的に数値化できる!

ではこれまで主流であった心拍トレーニングはどうであったかというと、速度域や走行量で練習効果を測るのではなく、心肺にどれだけの負担をかけたかを指標としております。

強くなっても心拍数そのものに大きな変化はなく、心拍数を管理することで強化したい運動領域を効率よくトレーニングすることが可能だということです。

心肺機能はあくまで個人の中で閉じた物差しであるため、客観的な数値化できないことから、心拍トレーニングのデメリットは客観的な指標になりにくいことです。

管理人なりに、心拍トレーニングとパワーメータートレーニングの違いをダイエットに例えると、ダイエットに効果的な歩行方法を示してくれるのが心拍トレーニング、体重を示してくれるのがパワーメータートレーニングといったイメージでしょうか。

客観的に体重が分れば、「果たして周りに人に対して、自分が太っているのか、痩せているのか?」が否応無く示されるわけですから、自分の立ち位置を示す絶対的な指標になります。

自転車のパワーメータトレーニングの場合は自転車をこぐ出力(W)を数値化してくれるわけです。

「井の中の蛙であった」自分の実力を白日の下に晒す、ある意味、非常に残酷な話でもありますが・・・・。

心拍トレーニングは体調に応じて心拍が上がりやすい日、上がりにくい日があり、80%強度のトレーニングをする際にバラつきの原因になることがデメリットという話もありますが、パワートレーニングだって、300Wを容易に出せる日、出せない日があると思うので、あまり気にする問題でもないかと思います。

更には心拍トレーニング用の機材は自身の体に取り付けるものが殆どでロードバイクに依存しません。ですのでロードバイクの交換、はたまた水泳、ウォーキング等でも使用できるなど、心拍トレーニングは機材や運動手段による制約はありません。

対してパワートレーニングが機材にセンサを取り付ける性質上、機材(ロードバイク)面での制約が大きくなります。当然、他の運動手段への応用は難しいです。

この機材面での制約をどのように考えるかがパワーメーター選びの最大ポイントとなります。

パワーメーターはどのタイプがいいの?

ではパワーメーターを選ぶ際にはどういった基準で選べばいいのでしょうか?

性能や価格だけでなく使い勝手やロードバイクの所有台数や将来の買い替えなど様々な事情にによって、最適なパワーメーターのタイプは異なっていきます。

次項より、各種 パワーメーターの形態からそれぞれの特徴を紹介していきます。

パワーメーターの形態としては以下の種類があります。

①クランク一体型

ライダーがペダルを踏み込んだ際に発生する出力をクランクで検出する方式で、元祖SRMから脈々と続く、最も歴史のある形態です。

最近ではシマノが新型デュラエースで導入すると発表して話題となりました。同様な形状のものがパイオニアからもリリースされており、日本のユーザーにとっては一番馴染みのあるタイプではないでしょうか?

9100系デュラエースはパワーメーターとディスク対応か?
新型デュラエース9100系が2016年にもリリースの噂 言わずと知れたロードバイクのコンポーネントの最高峰デュラエース(DuraAce) ...
待望の新型デュラエース9100系、シマノより正式発表
新型デュラエース9100正式発表、その実力は? 以前より噂されていたロードバイク用コンポーネント最高峰であるシマノのデュラエース、正式にシ...

クランクそのものを用途によって交換する人はそうそうおりませんので、ロードバイクに依存する形態といえます。ロードバイクを複数台所有する人にはデメリットとなります。

pioneer duraace

Pioneer – ペダリングモニターセンサー (Dura-Ace 9000 用)
Pioneer – ペダリングモニターセンサー (Ultegra 用)

人気のパイオニア製については現時点ではシマノのクランクしか販売されておりませんので、カンパ、SRAMユーザーにとっては寂しい状況です。

パイオニアではリリースされておりませんが、米国のSTAGESというメーカーが同様にクランクで出力を検出するタイプのパワーメーターをリリースしております。

こちらはシマノだけでなく、カンパ、SRAM、FSA、キャノンデール、MTBバイク用など豊富なラインナップを取り揃えております。代理店はあの今中さんのインターマックスさんです。

STAGESのパワーメーター詳細はこちら

パイオニアはセンサが取り付けられた左右のクランクセット売りで販売されておりましたが、最近では片側だけでも購入可能となっております。センシング精度は当然左右のフルセットのほうが優れております。

STAGESのパワーメーターはもともと片側センサの思想で設計されており、パイオニアがセット販売しか行っていなかった時期はコストパフォーマンス重視の選択肢であったのですが、パイオニアも片側販売も始めたことで、立ち位置が微妙になってきております。

もう少し価格を頑張ってほしいところですが、代理店がインターマックスですので、ちょっと期待薄かなと・・・・・。

②ホイール一体型(ハブ内蔵タイプ)

ペダリングから後輪に伝達された出力を後輪ハブで検出する仕組みです。ハブにパワーメーターを内蔵したクランク一体型に次に歴史のある形態であり、まだクランク型が高額であったころにPOWERTAP社はこのハブ内蔵型パワーメーターをヒットさせ、我々一般サイクリストがパワートレーニングを意識するようになったのはこの製品が発売された頃からだと思います。販売形式はハブ単体、ホイール形態の2種類となっております。

powertap wheel

PowerTap – G3 アロイホイール (リアのみ)

powertap hub

PowerTap – G3 リアハブ

ロードバイク本体に取り付けるのではないので、複数のバイクを所有する人には大きなメリットがあります。逆にホイールを練習用、決戦用と使い分けしている人には大きなデメリットです。

③ペダル一体型

ライダーが踏み込んだ際に発生する出力をペダル本体で検出する仕組みです。

上記のクランクに取り付けるタイプに比べて、取替えが容易な点でロードバイクを複数台所有する人にはクランク一体型よりも使い勝手が優れます。コースのよってペダルを交換するとうケースも考えにくいので、ハブ一体型に対してもメリットはあると言えます。

難点はペダルの種類が限定されてしまうことです。管理人の確認できる範囲ではルックタイプのみのようです。シマノやタイムを使用している人にとっては大きなデメリットです。

パワーメーター ペダル

参考:PowerTap – P1 ペダル式パワーメーターセットのWiggle最新価格

結論:あなたにぴったりのパワーメーターはこれだ!

それぞれメリット、デメリットのあるパワーメーター。人によって最適解が違うのは当たり前として、消去的な選び方ではありますが、以下の方向で如何でしょうか?

現在ペダルでルック方式を使用している人

迷わず③ペダル一体型を選ぶべきだと思います。バイクにもホイールにも依存しないため練習、レース等にも柔軟に対応できますし、バイク買い替え、コンポの入れ替えのときも持ち越しが可能です。

ペダルの方式にこだわりがなく改宗できる人もペダル一体型をおすすめします。

ペダルがルック方式以外を使用している人

ペダルがルック方式以外の方で、ロードバイクを複数台所有する人でホイールに拘りがないのであれば、ハブ一体型を選択。

ホイールは使い分けたいという方にはクランク一体型が無難な選択になると思います。

その他にも精度や価格も選択の上で重要な指標になりうると思いますが、いずれの方式も10万円前後で導入が可能になってきました。この機会に盛り上がるパワーメータートレーニングの波に乗ってみては如何でしょうか?

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

最近の投稿
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です