鉄下駄ホイールはローラー台専用に!
ロードバイクに凝りだすと必ず取り組みカスタマイズ、誰にでもできる上に効果の大きいパーツですので、ロードバイクに乗るかぎり必ず行うのがホイール交換です。
問題はホイール交換後のもともとのホイールの処遇をどうするかです。追加したホイールが完全決戦用ホイールである場合は、もともとのホイールで出撃する機会もあるので悩みはないわけですが、折角の高級ホイールですので普段使いもしてみたいとうのは人情。一度使ってしまえば、その軽快さからもともとのホイールに戻すことは難しいかもしれません。
そんな運命から恐らく部屋の肥やしになるであろう余ったホイール。その処遇は皆さんの共通の悩みであると思います。
管理人のおすすめするホイールの有効活用手段の第一は練習用ホイール化です。といっても外で走るためものでなく、固定ローラートレーニング用に特化した専用ホイール化です。
固定ローラーって基本的のセンター部分しか磨耗しませんので、外使いのタイヤとはまた違った使用感になり、転用が難しいです。ですので外使い用のホイールで固定ローラーをまわすことは非常に勿体無い。ましてや固定ローラーで練習する際にタイヤをいちいち交換することは非現実的です。
逆にいうと固定ローラーで練習するのであれば、専用のホイールを準備するべきなのです。
では練習用ホイールの追加準備に当たって必要なものはなにかというと、手軽に練習できる環境作りの観点から以下のパーツは最低限準備していただきたいと思います。
①スプロケット
ホイールを換装するたびにスプロケットを外すのは正直やってられない作業です。
素直にスプロケットを追加購入しましょう。今お持ちのスプロケットと歯数の違うものを購入すれば、外走りのコースに応じてスプロケットの交換をするという用途にも流用できます。
スプロケットはシマノであればアルテグラ、105あたりであれば、それほど高い価格ではありません(DuraAceになるとグッと高くなりますが・・・)。
こまめにローラー台に跨ろうと考えているのであれば必須のパーツです。換装がめんどくさいので練習しないとなれば本末転倒ですので、是非とも専用化を!
②ローラー専用タイヤ
ローラー台でタイヤを回すのは非常に特殊な環境であり、タイヤとローラー間の摩擦熱やノイズ、はたまた磨耗くずなどは発生します。
そんなお悩みを解決するためにローラー台専用に特化されたタイヤがあります。ローラー台専用ホイールを確保できていれば、タイヤも専用化したいところ。様々なメーカーから販売されていますので、お好みに合せて選んでください。ローラー台上で使用するものなので、乗り味とかは関係ありませんので、ブランドやカラーでチョイスしてもらえばいいかと。
ひとつ注意としては、あくまでローラー台専用であり屋外使用は想定していません。外で走るとスリップして大事故になるしれませんので、絶対に屋外で使用しないようにお願いします。
それでも余ったホイールはどうするか?
ラックに吊るして趣味部屋のオブジェに
場所が許すのであれば手元においておきたいのにが、趣味の男の本心だと思いますが、問題は保管場所です。
タワー型のバイクラックを利用してS字フックを利用してホイールを引っ掛けておいたりすると雰囲気が出てかっこいいです。
但し、日当たりのよい部屋だったりすると、紫外線にさらされてタイヤが劣化するので、久しぶりに使ってみようと思ったりした時に不安になります。劣化せずに保存しようと思うときちんとホイールカバーかなにかで養生して、直射日光を避けた場所に保存したほうがいいです。
思い切って売却して次のホイール購入原資に
あるいは涙をのんでオークションで売ってしまうのも手ではあります。その売り上げが次のホイールの原資にもなります。
「売却されたホイールの魂は次のホイールに引き継がれた!」と都合よく考えて、高値が期待できるうちに早期売却してしまいましょう!
売却のトラブルが怖ければ実店舗で仲介をお願いしてもいいかもしれません。売却額がオークションよりも下がるかもしれませんが、振れ取りなどのメンテナンスもお願いできるし、買い手も安心感があります。
まとめ
このように誰しもが楽しむであろうホイールカスタマイズですが、余ってしまったホイールもローラー台練習専用として有効活用すれば、手間をかけることなく、ご自身のフィジカルスキルのアップにもつなげることができます。
高級ホイールを購入しても、以前のホイールは決して無駄にはなりませんので、積極的にホイール交換を楽しんで欲しいものです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。