スマートな機能満載、VanMoof Electrified X
海外の電動自転車のすごさは度々報告しております。所有欲をかき立てる趣味性の高い電動自転車や最早バイクといってもよさそうな、凄い動力性能をもった電動自転車など、日本よりもかなり先を行っているような気がします。
今回紹介する電動アシスト自転車はオランダで設計されたものですが、日本の街乗り向けに開発されたもの、日本の公道でも使用できるアシストできる最大速度が24km/hに制限された仕様となっております。
見た目は今風のポップなデザインではありますが、これまでに紹介してきた所有欲をかき立てるような尖ったデザインではありません。どことなく実用車的な雰囲気が残っています。それでも日本の電動アシスト自転車に比較すると十分にかっこいいですが・・・。
走行性能は至って普通、まぁ日本の公道を走れるわけですから、このあたりが限界なんでしょうけど。
電動アシスト自転車としての主な仕様は、前輪モーター出力最大 250Wの4段アシスト、最高時速24kmまで。航続距離がフルパワーで60km~エコノミー時は120km、最高出力はハンドル左手の「ブーストボタン」を押しているあいだ有効になります。バッテリーは11.6Ahでフレーム内蔵(取り外し不可)、家庭用電源からACアダプタで充電、満充電まで最長6時間など。
タイヤサイズは24インチ、搭乗者の身長は155から200cmまで。バッテリー含む重量18.4kg。
引用:engadget
バッテリーは取り外し不可とのことで、ちょっと充電時の利便性が心配ですが、こちらのメリットは後述で・・・
では、なにが尖っているのかと言いますと、こちらの電動アシスト自転車「VanMoof Electrified X」は3G、Bluetoothモジュールを内蔵し、アプリ連携でキーレス解錠やリモートロック、地図上への表示などが可能な、とってもスマートなバイクなんです。
デジタルガジェット大好きな日本の男性にとっては興味深い電動アシスト自転車ですね。
盗難時は捜索チーム出動、新たな発想の盗難対策
もちろん上記の機能もすばらしいと思うのですが、感心なのは通信モジュール機能を活用した盗難対策です。
もし盗難にあった場合はVanMoof に連絡すれば、盗難ハンターズなるチームが出動して盗難自転車を捜索してくれるそうです。その際の位置特定に「VanMoof Electrified X」に内蔵された3Gロケーション機能が活用されるとのこと。
もしかしたら、この機能を有効に活用するためにバッテリーの取り外しをできなくしたのかもしれませんね。盗難時にバッテリーを外されたら、位置特定ができなくなりそうですから。
ちなみにこの盗難ハンターズが2週間捜索を続けて見つからなかった場合は、保証として同等品を無償で提供してくれるとのこと。なんて素晴らしいサービス!
残念ながら、このサービスは一年目は無料ですが、以降は有料になるとのこと。
メーカーの真の狙いは窃盗心理の抑制か?
有事の際に対策としては非常に興味深いですが、この機能がもっと世間に広く認知されれば、「VanMoof Electrified X」を盗むと面倒なことになるとの認識が根付くはず、メーカーの狙いはここなのかもしれません。
機能面もばっちりですが、企業の戦略にもきらりと光るものを感じます。
そんな「VanMoof Electrified X」ですが、お値段はいくらかと言うと・・・。
すばり標準価格は37万円、ちょっと高い・・・・。
しかしながら公式オンライン予約の先着500台のみ、なんと12万円引き25万円の「スーパー早割」が準備されております。
予約受付開始は5月23日20時。出荷は2017年10月予定とのこと。早く決断すれば魅惑の32%引き、興味のある方はお早めの決断をおすすめ!
以上、最後まで御読み頂きありがとうございました。