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ロードバイクを構成する9つのパーツ
ロードバイクはフレームを中心に様々なパーツで構成されておりますが、各パーツはそれぞれの規格内で互換性があり、好みに応じて交換が可能、より軽量なパーツに交換したり、カラーリングやでデザインに凝ってみたり、ロードバイクの機能美を追及という「いじりの面」での楽しみ方の真骨頂がここにあります。
ではロードバイクの主要パーツ構成について以下にて説明します。
①フレーム
カラーリングやデザイン、材料素材によって、ロードバイクの雰囲気や乗り味の大部分を決定します。誰かに「なに乗ってるの?」と問われれば、フレームのブランド名、フレーム名で答えるのが一般的、自転車の個性を伝える顔です。
②コンポーネント
自転車の走行性能を決める動力を伝えるクランクや変速機、ブレーキ部分等のパーツ郡の総称です。主要メーカは日本のシマノやヨーロッパのカンパニョーロ、アメリカのSRAMなどが代表的。誰かに「コンポはなに?」、「なにで組んでるの?」と問われれば、コンポのメーカー(「シマノっす」等)、コンポの品番(「アルテグラですよ~」等)と答えるのが一般的、自転車のグレードを示す第二の顔です。
③ホイール
自転車を転がすために必要な重要パーツ、走行性能に対する寄与が大きい。用途によって使い分けること多く、平地に適した空気抵抗低減に特化したもの、登坂に適した漕ぎの軽さに特化したものなどがある。またタイヤの形態に対応してW/O(クリンチャー)型、チューブラー型、チューブレス型などのリム形状がそれぞれ異なる。この形態で当然乗り味とメンテナンス性に差がある。長い自転車暦の中でも比較的入れ替わりが激しい部品である。普段どんなホイールを履いているかで、ライダーの嗜好が諮れる第三の顔です。
④タイヤ:
上記のホイールと組み合わせて使うパーツ。ホイールのリム形態に合せて、3種類のタイヤ形態がある。またタイヤ幅にもラインナップがある。価格は様々であるが、見た目の面では他のパーツ郡ほど値段差は感じられない。基本消耗品ではあるが地面とロードバイクの設置面であるので、安全面からこだわりたい隠れたおしゃれポイントである。
⑤ペダル
サドル・ハンドルと共に自転車と自身の体の接点となり、自身の脚力を自転車に入力するパーツである。ビンディングペダルというシューズをペダルに固定して使用するものが主流であり、ビンディング方式をどれにするかでメーカーも自ずと決まる。方式が違うと友人のロードバイクにまたがっても走れません。仲間で自転車批評をする場合は互換性も考慮にいれたい。どの方式のペダルを使用するかで、ライダーのコダワリがわかる。
⑥サドル
ペダル・ハンドルと共に自転車と自身の体の接点となり、自身の体を支えるパーツである。自身の体重やポジションなど様々は要因がからみ、値段と好みが比例せず、正解を見出すことが難しいパーツ。答えを探してサドルを頻繁に交換する人もいれば、ずっと同じ型番のサドルを愛用し続ける人もおり、その変遷を見ることでサドル選びが上がりかどうかが判断できる。
⑦シートピラー
サドルとフレームを接続するパーツ。フレームによってはシートピラーが存在しないもののある。やぐらと呼ばれるサドルを固定する部位によって、多少ではあるが調整のしやすさがかわる。あまり個性を示す部位ではなく、ハンドルやステムと同ブランドに合せるのが無難な選択かもしれない。
⑧ハンドル
ペダル・サドルと共に自転車と自身の体の接点となり、操舵や変速操作の使い勝手を決めるパーツである。ハンドル幅、ハンドル落差などライディングスタイルによって、好みも変わってくる。ポジションを出していく上で下記のステムと同じく交換する機会が増える部品である。
⑨ステム
ハンドルとフレームを固定するパーツである。フレームとハンドルの間隔はこのステムの長さで決まるので、ハンドルと同じくポジション出しで交換する機会が多い。またオフシーズンは短め、レースシーズンは長めなど、体に仕上がりで使い分ける場合もある。常に複数所有する場合が多い部品である。
以上、代表的なパーツについて、ざっと説明してみました。詳細は別ページにて順次解説ページをアップしていきます。