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ロードバイクは性能だけでなくメーカーの希少性も大事
ロードバイクのメーカー、人によってはブランドという表現を使い人もいるかもしれません。あなたに「ロードバイクのメーカーを列挙してください」とお願いしたときに、どれくらいの名前を挙げることができますか?
ロードバイクの世界にずっぽりとはまった人であれば20位はたやすいのかもしれませんね。
ご存知のようにロードバイクのブランドは欧州を始め海外のあちらこちらにあります。大規模経営のメジャーなものから数人でフレームを製作を行っているメーカーと言うよりもむしろ工房みたいな規模のブランドまで様々です。
各メーカーには、その歴史や背景に基づいた個性がブランディングされており、メーカー選びの基準において、絶対的な走行性能よりもブランドイメージを重視することが多くあります。自動車も少なからず、同じ傾向がありますが、自転車のそれはよりその色が濃くなっていると言えるでしょう。
このようにロードバイクのメーカー選びは、上記のような各メーカーが持つブランド力も非常に重要な指標だといえます。そんな無数にあるロードバイクの主要メーカーについて、特徴をまとめてみました。
またブランドイメージだけでなく、各メーカーの信頼度や希少性もメーカー選びの重要な判断基準になります。
流通台数が多い人気メーカーは販売台数に裏打ちされた信頼度があります。一方で販売台数の少ないメーカーは周囲に同ブランドのサイクリストが少ないという希少性が魅力だと言えます。
これらの端的な目安として、メーカー規模や日本国内での流通台数を指標とした「希少性」も併せて表現しましたので、ロードバイク選びの指針の一つにしてもらえれば幸いです。
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台湾メーカー、ロードバイク製造におけるフィクサー
ロードバイクと言えばイタリアやフランスといって欧州のイメージがあるのですが、こと自転車生産数量という観点ではアジアがめっぽう強いのが現実です。特にアジアの中でも台湾は突出しており、自転車産業界における巨大メーカーが多数あります。
この傾向はロードバイクのような尖ったスポーツバイクの分野でも顕著であり、欧州ブランドのロードバイクであっても、「エントリーグレードからミドルグレードは台湾からのOEM供給」という形態が多く見られます。
以前はコルナゴの一部のモデルがジャイアントのOEM品であったことに対して、「ジャイナゴ」などと揶揄する表現も使われたりしておりましたが、製造業としてのアジアの技術力を認められ始めて、過去の悪口まがいの表現は減りつつあります。
また、これらのOEM供給によって培った技術を活かし、自社ブランドを育て上げ、今ではグランツールで当たり前のように見かけるメーカーも出てきております。
これらのロードバイク界で強い影響力を持つ台湾ブランドは正に「ロードバイク製造におけるフィクサー」と言えるでしょう。
そんな実力のある台湾メーカーの中で特におススメのブランドは以下です。
GIANT(ジャイアント)~ロードバイク界の巨人~
そのまんまです。その名の示すとおり「ロードバイク界の巨人」に成長しました。
以前は「コスパ最強」という称号がよく用いられていましたが、それも失礼な表現に思えてきました。
「コスパ最強」という言葉の裏には「コスパ最強・・・だけどデザインが、ブランド力が・・・」等の意味が込められていたと思うのですが、最近のGIANTのロードバイクは普通にカッコいいですし、存在感もある。もはや以前のようなチープなイメージもなくなってきました(※無駄に高いという訳ではありません)。
引用:Giant製品紹介ページ
これもひとえに企業戦略、長年のジャイアントのブランド戦略が実を結んだのでしょうね~。
。また、昨今では当たり前になったスローピングフレームの優位性を証明し、ホリゾンタルフレームを絶滅寸前まで追いやったのもGIANTのロードバイクがきっかけと言っても良いでしょう。
単純な企業規模だけではありません。このようなエポックメイキングな一面もあり、OEMだけでなく、新市場を作り上げる開発力も備えているのです。
ジャイアントは日本の専門店でも多数見かけ、入手もしやすく、「適正な価格で適正な性能」を求めるサイクリストにはぴったりなメーカーです。品質も非常に真面目に作りこまれているので、おススメしやすいブランドです。
一方で日本国内での流通はキャノンデール、トレックと並んでシェア非常に高いため、10人に1人がGIANTブランドのロードバイクに乗っている計算になり、希少性の面ではあまり期待はできません。
【GIANTのメーカー希少性】:☆
MERIDA(メリダ)~新城幸也のバイク~
同じく有名ブランドへのOEM供給で実力をつけ、自社ブランドでも大活躍のメリダ、台湾ではジャイアントに告ぐNo2自転車メーカーとのこと。
MERIDAの日本でのイメージはずばり「新城幸也のバイク」に尽きると思います。
マウンテンバイクでは世界選手権での活躍もあり、MTBにおけるブランディングが先行しておりましたが、ロードバイクでも同様にメジャーツールに出場するチームのバイクを供給するなど、ブランド戦略は上々。
以前はちょっとけばけばしいデザインの印象がありましたが、最近のモデルは飽きのこなさそうな渋めのデザインとなっております。
ロゴが結構でかいですけどね・・・・。
価格性能比で裏切られるようなことは絶対に無いメーカーです。
新城ファンであればおススメしたいブランド。
日本国内での流通量は同じ台湾メーカーのGIANTとは大きな差があり、100台中3台程度の流通のようですので、GIANTに比べて新鮮さが魅力と言えるでしょう。
【MERIDAのメーカー希少性】:☆☆☆
米国メーカー~工業的なアプローチを武器に躍進~
米国にも結構な数のロードバイクメーカーがあります。
トレックを筆頭にキャノンデールやスペシャライズド、ライトスピード等・・・・。カーボンやチタン等の先進素材を売りにしたり、「航空宇宙産業でも・・・、F1用でも・・・」等の謳い文句を並べて、素材技術を売りにしているメーカーが多く感じます。
米国らしいと言えば米国らしく、工業的なアプローチが武器とするメーカーが多いです。きっと得意なんでしょうね~。
TREK(トレック)~かつてはツール7連覇、まさに自転車界のトヨタ~
OCLV技術(Optimum Compaction Low Void・超高密度圧縮低空隙製法)を自転車フレームに実用化し早期から強く軽いカーボンフレームを世に送り出してきたTREK(トレック)。
記憶に新しいところではランスアームストロングとの二人三脚で築き上げた黄金時代。
皆さんご存知の通り、例のランスの騒ぎで破竹の勢いもご破算かと思いきや、大きな痛手を被ることもなく、今でも確かな存在感を示す米国を代表するブランドです。
傘下に多くのバイクブランドを擁しており、そのビジネス形態はまさに巨大自動車メーカーを彷彿させます。
引用:TREK製品紹介ページ
買って外れはない、万人受けするバイクつくり、多くの日本自動車メーカーに資本影響を与える現在のトヨタとイメージと重なります。
まさに「自転車界のトヨタ自動車」といったイメージ
日本国内での流通は非常に多く、キャノンデール、GIANTと並んで、10人に1人がTREKブランドのロードバイクに乗っており、希少性は低くなっております。
【TREKのメーカー希少性】:☆
Specialized(スペシャライズド)~個性的だが技術力は確かなブランド~
スペシャライズドは昔からちょっとクセのあるロードバイクをリリースしている印象があります。古くはフェスティナに提供していたフレームもアクが強く、いかにもアメリカンブランドと言う感じで個性的な印象です。
現在のフレームもフレーム形状からして既に個性的。
「ホリゾンタルがどうとか知ったことか!」と主張するかのような先進的なフレームデザインが特徴、潔く機能性を追及していった理想のフレームデザインにも見えます。
ちょっと個性的なフレームが欲しい方、トラディショナルなフレームデザインにコダワリが無いのであれば、是非ともおススメしたい「個性的だが技術力は確かなブランド」です。
日本国内での流通はそれなりに多く、キャノンデール、GIANT、TREKの御三家を追従しております。100人に8人がスペシャライズドのロードバイクに乗っており、希少性は低くなっております。
【スペシャライズドのメーカー希少性】:☆☆
Cannondaleキャノンデール~アルミフレームに拘る孤高のブランド~
アルミファットフレームで成功したメーカー、昔はアメリカンハンドメイドが売りでした。
カーボン全盛になってもアルミフレームにこだわり、製品化を続けている希有なメーカーで、その高性能ぶりから、「カーボンキラー」なるちょっと中2チックな異名が与えられております。
ちょっと表現はなんでしたが、デザイン面では鮮やかカラーリングとホリゾンタルに近いオーソドックスなフォルムが魅力のブランドだと思います。
Cannondale SuperSix EVO 105 11 Carbon Road Bike
最近ではライダーの好みにマッチしたバイクを提供するために「カスタムラボ」なるオーダーシステムも始めました。
最近ではカーボンフレームにも着手しておりますが、キャノンデールはやっぱりアルミの印象が強く、「アルミフレームにこだわる孤高のブランド」と言ったイメージがありますね。
アルミ製のフレームをお探しであれば、間違いのないブランドだと思います。
日本国内での流通は非常に多く、TREK、GIANTと並んで御三家を形成、10人に1人がキャノンデールのロードバイクに乗っており、希少性は低くなっております。
【キャノンデールのメーカー希少性】:☆
LITESPEED(ライトスピード)~ずっとチタンに拘るチタンばか~
「ライトスピードと言えばチタン、チタンと言えばライトスピード」という感じで、昔から一貫してチタンに拘っているブランドです。
イメージは正に「ずっとチタンに拘るチタンばか」といった感じでしょうか。
かつてグランツールで出場選手がライトスピードのチタンフレームに惚れこみ、自前で調達したフレームのカラーリングを変えて、山岳ステージで使用していたのは有名な話。
そんなライトスピードも時代の流れか、カーボンモデルもラインナップに加えられており、ちょっと残念な気もします。
ライトスピードを選ぶのであれば、チタンフレームを選んで欲しいところ、逆にカーボンフレームを狙うのであればライトスピードを選ぶことがナンセンス。
価格レンジも高めのためか、日本国内での流通はそれほど多くなく、ライトスピードにのるサイクリストは100人に1人程度と、希少性は高くなっております。
【ライトスピードのメーカー希少性】:☆☆☆☆☆
BLUE(ブルー)~カーボン技術を駆使したポストTREK~
日本ではまだ馴染みがないですが、カーボン素材を取り扱う技術力が売りのメーカーです。
カーボン材料の強度を向上させるために、素材中の空孔率を低く抑えた。エアラス・コンポジット・カーボンが技術的なセールスポイント。これはF1マシン製作時に使われるテクノロジーとのことなので、なんだか期待ができます。
Blue Axino EX Ultegra 11 Carbon Road Bike
一言で言うなら「カーボン技術を駆使したポストTREK」ですね。
前述のトレック躍進を支えたOCLV技術のように市場で実績を出せれば化けるブランドかもしれません。青田買いともいえますが、周りに乗っている人が少ない今こそチャンスかも。
日本国内ではほとんど見かけることがなく、希少性は非常に高くなっております。
【BLUEのメーカー希少性】:☆☆☆☆☆
欧州メーカー~歴史とレースの実績に裏付けられたブランド力~
ロードバイクを語る上で、決して欠かすことができないのが、欧州ロードバイクメーカーの存在です。
その「歴史やレースでの実績に裏付けられたブランド力」が最大の魅力です。
他の工業製品と同じく、材料技術や加工技術においてはトップランナーとは言えませんが、その美しいデザインや官能的な乗り味の演出では、台湾や米国を寄せ付けません。
「ロードバイク創りには感性が必要なんだ」と感じさせるブランドが多く存在するのも欧州メーカーの特徴といえます。
COLNAGO(コルナゴ)~レース至上主義のメーカー~
コルナゴは欧州ブランドではピナレロと双璧をなす有名ブランド。ロードバイクを始めてコルナゴを知らない人はいないと思います。
レース至上主義で「レースで勝つためには何が必要か?」を拘り続けたブランド。トップグレードから廉価グレードまで競技志向のフレームが勢ぞろいしております。
また、その長い歴史の中で名作も多く、クロモリフレームのマスターや、カーボンフレームの先駆けC40は今でもマニア垂涎のフレームです。これらのフレームに代表されるように、性能のみでなく、所有るだけででも満足感を得られるブランドだともいえます。
レースの実績に裏付けられたコルナゴのヒストリーに共感できる方にはおすすめの「レース至上主義のメーカー」です。
【激安】COLNAGO(コルナゴ)の105仕様完成車が特価セール中
なんだかんだ言いながらも、日本国内での流通も増えており、コルナゴに乗るサイクリストは100人に5人位と準メジャー級となっており、あまり希少性は高いとはいえません。
【コルナゴのメーカー希少性】:☆☆
BIANCHI(ビアンキ)~味わい深いチェレステとオシャレなメーカー
欧州メーカーの中でも最も歴史のあるメーカー、マンガの「からくりサーカス」で言うなら最古の四人に入るブランドです。日本で大人気だった故マルコパンターニが全盛期に駆ったバイクとしても有名です。
レーシングモデルはレパルトコルサという専門設計部署で開発されることも有名で、このレパルトコルサステッカーもマニアにはたまらない演出となっております。
Bianchi Oltre XR.1 Ultegra 11 Carbon Road Bike
近年は、パンターニ全盛期にバイクを供給していた頃のように、カリカリのレーシングバイクブランドのイメージから、ちょっとおしゃれなロードバイクブランドのイメージに変わりつつあり、日本ではデローザと双璧を成すオシャレ女子が選ぶ「味わい深いチェレステのオシャレなメーカー」となっております。
チェレステブルーは日本でも人気で結構乗っている人が多く、ビアンキのサイクリストは100人に5人程度と準メジャー級、あまり希少性は高いとはいえません。
【ビアンキのメーカー希少性】:☆☆
PINARELO(ピナレロ)~先進技術を投入し続けるおしゃれメーカー
大人気マンガ「弱虫ペダル」中で主人公のチームメイトである鳴子くんが駆るロードバイクのメーカーがピナレロです。
カーボンバックを他メーカーに先駆けてリリースしたり、インテグラルヘッドを採用したり、ONDAフォークのような個性的なパーツをリリースしたりと、昔から先進技術投入に意欲的なメーカーです。
Pinarello FP Team 105 Carbon Road Bike
また一方でブランド名の魅惑的な響きもあいまって、ちょっと洒落たブランドイメージもあるメーカーです。
一言でいうなら「先進技術を投入し続けるおしゃれメーカー」といった感じですね。
デザインはちょっと派手目、コルナゴのマスターやデローザのネオプリマートのようなトラディショナルなモデルを持っていないことも特徴です。
常に最新のトレンドを取り入れていますので、最新のテクノロジー満載のバイクをお探しであればおすすめしたいメーカー。
とにかく高すぎる「ピナレロ ドグマ」、海外通販でも高嶺の花か?
入門用グレードの拡充や完成車販売にも力を入れた結果なのか、日本でも結構乗っている人が多く、ピナレロのサイクリストは100人に6人程度と準メジャー級、あまり希少性は高いとはいえません。
【ピナレロのメーカー希少性】:☆☆
DEROZA(デローザ)~質実剛健からオシャレメーカーへ進化~
ロゴのハートマークがとってもオシャレなデローザ。
かつては質実剛健の男のバイクメーカーというイメージだったと思いますが、最近ではオシャレブランドとしての立ち位置を確立している印象があります。
De Rosa – Idol (Ultegra – 2016)
男性だけでなく女性も好んで選ぶメーカーでもあり、カップルでデローザなんて素敵ですね。
クロモリのネオプリマートを除けば殆どがカーボン製というラインナップになっており、アバント以上を選べば、所有欲を十分に満たせるのではないかと思います。
一言で表すなら「質実剛健からオシャレメーカーへ進化」した商売上手なメーカーですね。
【激安】デローザ アバント、アイドルの105完成車が特価セール
【激安】デローザ アイドル、Di2アルテグラ仕様で特価324999円
DEROZA SK Pininfarina(ピニンファリーナ)は買って後悔しないロードバイク
ロゴのハートマークが日本でも人気なのか結構乗っている人が増え、デローザのサイクリストは100人に4人程度となっており、それなりの希少性となっております。
【デローザのメーカー希少性】:☆☆☆
日本メーカー~優れた技術と日本らしい控えめのイメージ
お次は我らがジャパニーズメーカーの特徴についてです。
日本にも多くのオーダーフレーム工房がありますが、今回はいわゆるマスプロメーカーに限って論じさせていただきます。
日本の自転車はまさに「技術大国ニッポン」をそのまま具現化したようなイメージです。
他の工業製品と同じく、ブランディングがあまり上手くなく、品質とコストのバランスで勝負している印象がありますね。
同性能で語るのであれば欧州フレームよりも割安、しかしなんとなく地味で感性に訴える面で弱い。一部に技術的な特徴からブランディングに成功しているモデルも存在していますが、総じて「控えめ(地味)」。
一言で表すのであれば「日本人の技術が生きる、日本らしい控えめのイメージ」といったところでしょうか。
ブリジストン~様々な素材を扱う日本が誇るマスプロメーカー
ご存知、日本の自転車を語る上で欠かせないメーカーであるブリジストン、90年代より「アンカー」というブランドでロードバイク、マウンテンバイク、トラックレーサーまで幅広く展開しております。
素材もクロモリからアルミ、カーボンと守備範囲も広く、日本が誇る「様々な素材を扱う日本が誇るマスプロメーカー」という表現がぴったりなメーカー。
セミオーダーにも対応しており、決め細やかな顧客対応がまた日本らしい。
ブランド展開当時はウルトラマンチックなカラーリングで、どこか垢抜けない印象もありましたが、最近のモデルは随分とかっこよくなり日本製フレームが地味だという考え方はもう古いのかもしれません。
トップブランドはカーボンフレームですが、かつてはネオコットという先進テクノロジーをふんだんに織り込んだ「ネオコットフレーム」を開発している。アルミやカーボンとう新素材の台頭が無ければ世界の舞台でも十分に活躍したといわれるクロモリフレームの雄。
絶対的な性能でなく、日本らしい技術が息づくフレームをお探しの方には「ネオコット」フレームをおススメしたい。
アンカーのクロモリロードバイク、ネオコット(NEO-COT)は一味違う
さすがは国内メーカーの雄、ブリジストンアンカーのサイクリストは100人に9人程度と御三家に続く規模となっており、日本人としては嬉しい反面、希少性はあまり期待できません。
【ブリジストンのメーカー希少性】:☆☆
パナソニック~憧れのチタンオーダーフレームを現実的な価格で皆様へ
ブリジストンと並ぶ巨大マスプロメーカーであるパナソニック(Panasonic)。ブリジストンと同じく実用車から競技用自転車まで幅広くラインナップしております。
90年代にはパナソニックレーシングチームとして欧州レースでも活躍しており、海外レースでの実績面ではブリジストンを上回っているパナソニックですが、最近ではレース活動で実績を積むのではなく、ホビーレーサーに対してマーケティングを重視しているようです。
そんなパナソニックの最大の特徴は「POS(パナソニックオーダーシステム)」であり、多くのモデルでフレームサイズはもちろん、フレーム台座位置、エンド形状、カラーデザインなど様々なオーダーに対応できる仕組みを売りとしています。
以前よりチタンフレームに力を入れており、カーボン全盛のこの時代でもカーボンモデルはラインナップされておらず、トップモデルはあくまでチタンで勝負しております。
チタンといっても海外メーカーに比べれば、かなりリーズナブルに入手できますので、チタンフレームで自分の体格にあったフレームをオーダーしたい方にはおススメしたい「憧れのチタンオーダーフレームを現実的な価格で皆様へ」を具現化するメーカーです。
ブリジストンほどの乗っている人はいないようで、パナソニックのサイクリストは100人に4人程度、希少性はそれなりです。
【パナソニックのメーカー希少性】:☆☆☆
ロードバイクのメーカー選びであなたの個性を表現しよう
台湾、米国、欧州と主要メーカーの特徴を紹介いたしました。これらのメーカーの持つ特徴のほかにもフレーム素材やコンポーネント、そもそもの予算などもバイク選びの重要な指針でもあります。以下のリンクを参考にメーカーやブランドといった別視点でのバイク選びの参考にしていただければ幸いです。
おすすめロードバイクはこれだ!、選び方と予算別プランを紹介!
またロードバイクを購入する上で、実店舗でも対面販売も醍醐味がありますが、費用面の負担を軽く出来る点では海外通販サイトに軍配が上がります。
最近では海外通販で完成車を購入しても、国内の実店舗で受け取り可能なサービスもありますので、昔と比べて海外通販利用のハードルが下がっていることは事実です。
興味のある方は一度試してみては?
以上、最後まお読み頂きありがとうございました。