脂肪燃焼には有酸素運動が効果的
有酸素運動と無酸素運動とは?
ダイエットのために運動を取り入れたのに少しも痩せないという人は、行う運動の中身を間違っている可能性があります。体に蓄積してしまった脂肪を燃焼するために欠かせないのは無酸素運動ではなく、有酸素運動であり、他の方法では脂肪燃焼が効率良く行われないため変化が見えにくくなります。
数あるダイエットの中で自転車ダイエットが一番おすすめな訳
無酸素運動とは、もちろん完全に酸素がなくては運動どころか私たちは生きていけませんが、相対的に少ない酸素量で、簡単に言えばあまりしっかりと大きく深い呼吸をすることなしに行う運動のことです。歯を食いしばってやるような運動、筋トレや100m走などを思い浮かべてもらえばよいでしょう。
一方で、有酸素運動とはその逆です。十分に呼吸を行いながら行う運動、行える運動のことです。ウォーキングはその代表例です。しかし、どの程度の運動なら有酸素運動になるのかは個人によって異なります。その目安となるのが、心拍数管理です。おおよそ、その人の最大心拍数の7割程度で運動するときが、最も効率のよい有酸素運動、つまり脂肪燃焼が行えるとされています。
体内に十分な酸素を取り入れながら消費して行く運動は、脂肪をエネルギーに変化させ使うことができる方法であり、筋肉が疲労して溜まってくる乳酸が大切な役割を果たします。血液中の脂肪と乳酸が合成する際に酸素が使われ、体内から溜まった乳酸が取り除かれる際に筋肉を動かすエネルギーとして消費されます。このため合成する際に酸素が不足してしまっていると、いつまでも脂肪が使われずに残ることになります。
心拍管理でダイエットをより効果的に
運動の強度が高くなってしまうと呼吸も乱れて十分な酸素を取りこむことができなくなるため、普段から運動をしていない人は有酸素運動の中でも比較的軽いものから初めて、多少息が上がる程度の運動量にし、心拍数が最大心拍数の60%程度にすることが望ましく、体力がある人は70から80%を目標にすると良いです。
もちろん、この心拍数管理を行うためには、自分の最大心拍数を知る必要があります。その上で、運動中の心拍数管理を行えば、効率良くトレーニングができるでしょう。
有酸素運動ゾーンをうまく活用するには心拍計が便利です。自分の心拍数をリアルタイムで把握できますので、運動強度を調整しながら効率的に脂肪の燃焼ができます。
また最近ではフィットネスへの意識の高まりと技術の進歩で、心拍管理が可能なスマートウォッチもリリースされております。しかも心拍計測を手首部分だけで済ますことができるため、まさにスマートな着け心地を実感できるはずです。
日常生活に心拍管理を導入したい方には特におすすめです。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。